冬の注意点
東洋医学では体を温める食べ物や冷やす食べ物があると教える。
例えば野菜。
いわゆる夏野菜に代表されるトマト、ナス、キュウリは体を冷やすから、冬はなるべく食べるのを控える。
根菜類、特にネギ類、生姜などは体を温めるので冬には是非、料理に加えたい。
ここで、最も注意しなければならない料理がある。
それがカレー。
辛いから体が温まって汗までかいて寒い冬には良さそうだが、実は違う。
元々、カレーというのは何処の国の料理として有名だろうか?
そう、インドである。最近はグリーンカレーなる東南アジアのカレーも一般的になっている。
ここで考えてほしいのだが、インドにしろ東南アジアの国々にしろ赤道に近い国には日本のような寒い冬は無い。
というか、夏は強烈な日射しと暑さが毎日続く。
そんな土地で何千年もの間に出来上がった料理がカレーだから、カレーは体を冷やす働きが最も高い料理と言える。
なので、夏に食べれば最高だが、冬は止めた方がいい。
「おせちも良いけどカレーもね♪」
昔、よくテレビで目にしたCMだが、精々、月に一回くらいにするべきだろう。